天空の未来と芸術展
〈2006〉
https://sayamahills.com/2006/
天空ノ鉄道物語に続いて、森美術館の「未来と芸術展」を鑑賞しました。解説文と作品や展示物を解釈しながら見学する、不思議な技が必要な芸術展でした。
2020.1.31 sudeni aru mirai(Pentax Q10 + PENTAX-08 WIDE ZOOM & iPhone 8)
yoshiaki.toma
砂漠でこんな球体の物体に、本物の地球を映す作品が公開されたそうです。小さな地球を映した球体を見ている自分を想像すると「誰でも理解し合えるはず」と、きっと思っただろう。
火星?の居住空間。地下で暮らす昆虫からも、私たちは学べることがまだまだありそうです。
Oasia Hotel Downtown Singapore は実際にシンガポールで営業しているホテルです。周辺のビルが全てこのデザインになっても、先駆的なこの最初のビルは更にデザインを変化させているのでしょう。
最初のドレスはエイミー・カールという人の作品。人の体の血管網や神経網をデザインに加えています。人の本当の内面を人を隠している衣類に表現したのだろうと解釈できます。
3Dプリンターや、生地に新素材など導入して作ったオートクチュール。新素材には紫外線や気温で形状を変えるものもあり、紫外線の強い屋外では皮膚を隠すようにデザインが変化する衣服も未来にはありそうです。
未来と芸術展のネット紹介で使われていた作品。
おが屑をキノコなどの菌糸を使って接着し固めた素材。 ルーツがわかる生き物のような椅子。
将来は昆虫食が普通なのだろうか。遺伝子操作され栄養価を高め「味」もまねられたゴキブリ。色分けされ本物と区別できるのはウイットなのだろう。緑はリラックスミント。赤はパッションフルーツ!バナナ味のエネルギー補給ゴキブリ!!
アシモを、実際に茂木のホンダコレクションホールで見たことがあります。そのとき「未来」を実感しました。
ロボットは進化し、人に代わる役に立つものだけでなく、「癒す(いやす)」ことだけに特化した進化もしています。
末期医療ロボット(あるいは看取りロボット)。沢山のセンサーで主人の末期をAIが認知すると、腕を優しくさすり、快適な死を迎えられるように声掛けをしてくれます。
主人の人生もデータで入力してあれば、きっと人生を褒めてくれ快適な気持ちに導いて看取ってれるのでしょう。
今回の展示物の中で、一番身につまされ「未来って?」と考えさせられた作品でした。
最後に、
自分自身がいかにAIに見られ、AIが自分をどう判断するのかわかる実験的な空間に入りました。
機械に認識された自分は、無害と判断されたのか、警備対象だったのか、、、
「2001年宇宙の旅」でのコンピューター・ハルと船長とのやり取りを思い出しました。
https://sayamahills.com/2006/