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パーコレーターで淹れた珈琲

〈2019〉

18日雨、予定が変わり部屋でまったり。パーコレーターでコーヒーを淹れてわかったことがあります。私のパーコレーターは、35年くらい前のバイクツーリングを繰り返し行っていたときの購入品です。この頃のMIRRO製のものを、クラッシックパーコレーターと呼ぶ方もあるということ。そして現在に至ると、この淹れ方はメジャーでなくなったのか、私のコーヒー本にも記載がなく、NHKで放送された趣味の珈琲講座でも紹介されていませんでした。

パーコレーターで淹れた珈琲

2020.4.18 watashi no okiniiri(iPhone8)

yoshiaki.toma

Image パーコレーターの醍醐味は、この蓋に付いた窓から、

Image Image ポコッ、ポコッ、と生まれたてのコーヒーが顔を出してくれることです。

動画で撮影しました。再生ボタンを押してください。

Image 私は薪ストーブの天板に置いてつくります。ストーブの表面が200℃近くなら、大体20分くらいでコーヒーが窓に上がって来ます。LPレコード片面くらい音楽を聴いていると、ポコポコ音がしてきます。

Image Image 内部の粉を入れるバスケットはアルミ製で繰り返し使います。コーヒーには珈琲豆のオイルが混ざります。金属フィルターの小さな穴をオイルが通過するのです。

Image Image そして音以外の魅力は、この珈琲オイルの混入だと思います。そして簡単に淹れられるパーコレーターですが、内部メカが凝っていることです。

Image Image 私のMIRRO、2カップの内部部品。使用後ゴシゴシ洗いません。好みの珈琲オイルでコーティングされると良いパーコレーターに成長します。この部品を除けば、小さなケトルです。多機能も魅力です。バイクツーリングの良き友でした。

Image Image バスケットのメジャー通りに珈琲を入れると、

Image 15.5gでした。私は他の淹れ方のときは18-19gですから、指示通りだと少なめなんですね。今日気がつきました!

そして淹れ方ですが、ポットの湯が沸騰してからバスケットを落とし込み蓋をするというのが使い方のようです。私は自己流で水のときからバスケットをセットして、後は窓からコーヒーが跳ねるのを待ちます。そして、5分から10分くらいポコポコを楽しんでカップに注ぎます。バイクツーリングのテント脇でコーヒーを楽しむとき、手順は省略したかったから、その自己流を今もずっと続けています。

豆の量もポコポコ時間も、ファジーで大雑把に作って味わいます。窓の中のコーヒーの色で好みの、、、なんてこだわりはありません。大体このパーコレーターに味にこだわった再現性は無理なこと。1920年代フランスで考案され、アメリカ西部開拓時代に多用された呑み方ですから、その「大雑把」な味も魅力です!

Image Image 蓋の窓、トップのデザインが違いますね。MIRRオリジナルは前者です。私の道具は35年の使用に耐えられず、プラスティックがくすんでいたので、蓋を細工して最近の他社製に換えたのです。

このコラムを書くにあたり、古い製品にこだわる方も居ることを知りました。そして古い部品はもう同じデザインでは入手不可能のようです。

Image 実は、私はMIRROのクラッシクのほぼ未使用品を持っています。右は5カップ用、一度も屋外に持ち出したことはありません。確かめたら、2カップも5カップも蓋は全く同じ製品でした。代用がきいたのですね!

私の宝物、二つのパーコレーター。右ははからずもストックされ、左は私に改造されました。が、日々私のコーヒータイムに貢献してくれている相棒に成長してくれました。

https://sayamahills.com/2019/