友人Ｋ氏のfacebookの記事に、30年も前のバイクとの付き合いについて書かれたものがありました。彼の旅には私の旅とシンクロしていた時期があったので、アルバム整理しながら私も振り返ってみました。
1986.5 mou hasirenai norogawa rinndou (BURONICA ETR)
yoshiaki.toma
見つけたネガはブローニーフィルム。多分、ブロニカ ETR で写したものでした。バイクだけでなく写真機にもこだわっていたんですね。林道冒険に小型カメラでなく、セミ版を持って行ったのですから。
せっかくの思い出なので改めて良質なデータを残したい。プリントのコピーではなく、ネガから画像を起こしたい。私のPentaxはカメラ内画像処理でネガポジ反転が出来ます。シートフィルム用のピントグラスが有ったので、これを光源にしてネガを写しました。
ピントグラスの碁盤の目は後方に置いてボカすので気になりません。
ネガ撮影。ホワイトバランスは2500Kと設定。
カメラ内デジタルフィルターでネガポジ変換。霧のかかった林道なのでこの青被り？？多少の画像処理をパソコンで加えても記憶と違う。ネットで検索。この方法にトライされている方も、この青被りが一つの壁になっている事が分かりました。（現在は問題解決しています！）
色温度の縛りを失くし、輝度だけでモノクロ再現してみました。（現在はカラー化実現しています）
いろいろ思案施行の結果、10年も前に使ったエプソンのシートスキャナーを再び使うことにしました。これは書類の電子化のために購入してあったものです。反射光でも透過光でもスキャン出来ます。更にGT-9700F という機種を選んでいたのは、４×５という大型フィルムまでスキャナーとして使用できたからでした。
あっさりとフィルムから良質な画像データが取れました。ただメーカーのサポートはWin XP まで。温存していたXPノートが活用出来ました。以下、ブローニーネガをポジ変換した数ショット！(このテスト写真、実はフィルムが逆さでした！）
1986年5月、私とＫ氏。バイクは HONDA TLR200 & XL250S。ここは野呂川林道。この林道は2014年頃からマイカー規制され、現在登山者用に路線バスのみが通行可の「走れない林道」です。
Ｋ氏と私の走行画像。野呂川林道、峰越し林道、中津川林道、御荷鉾林道、乗鞍スーパー林道、、、数年の間にずいぶん走り込みました。ときに野宿も。あのころ、あれだけ走り込んでおいて良かったなあ。こんな風に振り返り心地よい時間がつくれるのだから。
最後の一枚はこの方法で入力する前、苦労して色再現していたコマです。さて、
35ミリ、カメラ内ネガポジ反転。
色再現が満足できず、輝度だけを反転させたモノクロ画像。それが、、、
現在このくらいまで、スキャナーを使わず色再現が出来るようになりました。あんまりフィルムスキャナーが上出来で安易で面白くなく（現状6コマで30分くらいかかる時間も）不満が生まれました。根っからの研究心に火がつきました。今は Pentax と画像処理ソフトのみでネガポジ反転を試しています。そしてもう一つ、火がついたものがあります。どうしよう！バイク熱です。
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