アシベニカギバの変装
〈2069〉
https://sayamahills.com/2069/
6月16日夕方、ウバユリにアシベニカギバの幼虫がいるというので案内していただきました。自然の中で虫観察などしていると、視覚意識が完全に現実を離れ「虫目」になっていることに気づきます。そうでなければこの幼虫、そう簡単に見付かりません。
2020.6.16 gitai? (iPhone8 & Ricoh GRDⅣ)
yoshiaki.toma
不思議なデザインですね。尖ったお尻、太めの口器、色合い模様、姿勢。どうしてこんな形になったのだろう。
実は同じ日、うちの柿木にも似たものを見付けていました。でもよくよく見ると、
尖ったお尻、色合い模様、姿勢。追加すれば歩行器までもアシベニカギバ幼虫に似ています。しかし、こちらはクルくるっと丸まった枯れ葉です。昆虫は擬態の名手で、私はその擬態にときどきだまされます。小さな木片、鳥の糞、枯れ葉など。それがとてつもなく魅力的で観察を続けています。アシベニカギバの先祖は進化のなかで、枯れ葉のこの丸くなる特性を見つけたのでしょうか。鳥が好まない尖った形を自然界に良く見つけたものです。たいしたものです!
参考:ワタシカラノキョリ「アシベニカギバ成虫」http://toma.ootaki.info/jul/2013/2013-0730-toma/
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