蚊(イエカ)の観察 その5
〈2080〉
https://sayamahills.com/2080/
スイレンの鉢とは別の発生源から生まれた蚊に刺されました。これはヒトスジシマカのようです。そおっと叩いてダメージを最小にした個体の観察をしました。
2020.7.2 16:20 yarareta! (Ricoh GRDⅣ + iPhone8)
yoshiaki.toma
白い模様は燐片から成っていて、顕微鏡で観るとドット模様になっています。 (このシマカは観察の為、脚を抜いています。)
口器のセンターには刺針が通っています。
下唇が針を支えているよう。刺針の先端はフォークのように曲線になっています。画像の周りの粒々は燐片です。
固定したプレパラートの針の周りは、ずっと下から続いた毛束の中にありました。毛束は合計6本あり役目があります。蚊が針を刺すときと抜くとき、この毛束の介添えでヒトは無痛に感じるようです。
この先端から、ノコギリ状の姿が分かります。皮膚を切る役目だと言われています。
蚊について、数回にわたって報告しました。プレパラートを後で観察し、現在の20倍の世界から800倍の世界を観察したかったのですが随分変質していました。また、新鮮な個体を観察しないといけません。今回わかったこと、蚊?といえど、生きる仕組みは興味深いということです。虫好きでも蚊はずいぶん殺生してきました。今後は蚊の気持ちを考え、、、
やはり変わらないだろうと思います。
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