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ウンモンスズメ幼虫の単眼

〈2098〉

幼虫の画像を写していて気がつきました。幼虫に昆虫独特の複眼がないことを。脚もこの時期6本ではありません。変態動物と一口で言いますが、「さなぎ」を経るウンモンスズメはがらっと人生?が変わります。人も「過去の自分を脱ぎ捨てて、新しい自分探しに行こう!」なんて言いますが、ウンモンにはそれしか選択肢がありません!

ウンモンスズメ幼虫の単眼

2020.7.21 ituka toberu! (Ricoh GRDⅣ)

yoshiaki.toma

Image Image 家の薪置き場のアスパラに緑色のシャク蛾の幼虫が付いていました。模様の無いのが、ここでは擬態として成功してます。脚は6本。腹脚は4本です。腹脚の数は、種類によって違うんですね。8日後、終齢幼虫になったこの個体に会いました!正体は次回で!!

Image さて、

Image Image 眼は前方ではなく、ここです!

Image Image Image わかりますか?

Image Image Image ここには確実に大1、中3は数えられます。染みみたいのが1あるかな。ネットからの知識だと片側に6個の単眼があるのだそうです。終齢幼虫になるとはっきりするかも知れません。あるいは6個の単眼が、一つのネットワークで働いているという考えもありました。

Image Image Image たまたま見付けた脱皮直後の幼虫。何齢かは不明です。4個目のくぼみか透明みたいなのがわかります。

いずれにしても、幼虫は不確かな単眼を複数持っていましたが、そこから得られる情報はわずかでしょう。自分が食べている葉の色や形をちゃんと意識?は出来ていないようです。毎日、お世話している私のことなんかも理解していませんね。でもなぜ葉脈まで真似た擬態が出来るのでしょう?アゲハの幼虫には「眼状紋」という、複眼を真似た模様があります。不思議だなあ、見たことなんてないはずなのに。生き物をデザインしたのはいったい誰なんだろう。

https://sayamahills.com/2098/