エゴヒゲナガゾウムシの「密」
〈2106〉
https://sayamahills.com/2106/
8月1日、エゴノキの実に、エゴヒゲナガゾウムシが集団で密会していました。5mm位の小さなゾウムシですが、この虫を人気者にしたのは、独特な「顔面」です。
2020.8.1 kawaigao no mushi (Pentax K-1 & Ricoh GRDⅣ)
yoshiaki.toma
この時期、エゴの実はエゴヒゲナガゾウムシの洗礼を受けるものが多いです。大きなエゴの実には、複数のカップルがやって来ています。顔が半分隠れたエゴヒゲナガゾウムシ♂がいます。こっちを見ています。何故なら、白い角の先端に複眼が付いていますから、しっかりこっちを見られます。
ここは狭山丘陵いきものふれあいの里センターです。屋根は人が植栽したのではなく、風や鳥が運んできた種子などから育ちました。
エゴヒゲナガゾウムシの「密」集会。こっちを向いている♂がいます。♀はセッセ と産卵の為の穴をほっています。
産卵の時期は普通に観られるこの子たち、子孫を託す作業が済むと、意外とあっさり退散します。残されるのは穴の開いたエゴの実。幼虫が出てくるのは来年の春です。
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