ミンミンゼミの羽化
〈2108〉
https://sayamahills.com/2108/
8月4日、満月の晩にミンミンゼミの羽化を観察しました。私がセミなら、孵化より羽化のほうが劇的でしょう!蛹の期間が無く、短時間で運動の主体が脚から翅に変わります。徒歩から自転車、いやバイク、クルマ、今ならドローンに乗って動き回れるようになるんですから劇的です!
2020.8.4 mangetu no ban ni (Ricoh GRDⅣ)
yoshiaki.toma
18:40
近所の子を呼んで、一緒に観察しました。
最初の羽化画像から、まだ5分です。
20分経ちました。
翅が開く様子は、カラスウリの開花と似ています。水分の重さを有効に使っていますね。
35分経ちました。
2時間半たって観てみたら、抜け殻から離れて枝をガッチリ抱えていました。
殻には気門からつながった管が見えます。心臓など高度な循環系を持たない昆虫は、外骨格の気門と言う「穴」から必要な場所に直接空気を通しています。
なんだかヘソノウが切れるのと似ています。
これでやっと成虫として自立出来ます。もう飛ぶ方法を身につけています。翌朝、6時頃ここを歩いたら、さっと飛び去ったセミがいました。もう大丈夫。近くの林でも遠くでも、飛んでいって今年の夏を生きて下さい。
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