ヤブラン満開
〈2118〉
https://sayamahills.com/2118/
雑木林や斜面地にヤブランが自生しています。常緑で、あまり背が高くならず、しっかり根を張るので斜面の土砂流失を防いだり、雑草予防のグランドカバーにも使われます。山にはごく普通にあったので、さして気に留めることのなかった植物です。
2020.8.13 konokoro mankai (Ricoh GRDⅣ)
yoshiaki.toma
花は密集して咲き、ロウのように肉厚です。8月13日ころ、多くの花に気がつきましたが、まだつぼみも多く、順に咲いていくようです。
7月28日、すでにつぼみが出来始めていました。このときだけヤブランを見るなら、ずいぶん地味な花だなあと思うかも知れません。しゃがんで良く見るとつぼみだとわかります。
ひとつひとつ花を覗けば、淡い色合いが清楚で美しいです。もし、ヤブランの花が密集して咲かず、一輪か二輪しか咲かないなら、人気種になっていたかも知れません。ちょっと、乱雑とも思える咲き方です。誰に褒められるでもなく、地面を守る常緑の「はたらく雑草」という印象です。
ごく普通にある、普通の植物。
今日19日、近くのボックイに、ノシメトンボ(かな?)が来ていました。
まだ楽しめそうです。花はやがて黒い実を付けます。実まで控えめな色です。雨が激しいときは、根が地面を守ってくれます。縁の下の力持ち、褒められもせず一年間、山床の緑の背景でいてくれます。
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