堀田さん、家に帰る
〈2187〉
https://sayamahills.com/2187/
「柿ノ木ノ下」で期間延長し公開していた、堀田さんの水彩画を返却しました。「柿ノ木ノ下」は周辺環境の変化で「新マンションの下」になる雰囲気ですが、私には孤高の建物です。
2020.12.4 kokou no garou (Pentax Q7 & iPhone8)
yoshiaki.toma
最近の工法では、杭は打ち込むと言うより、ねじ込む設営のようです。工事中、意外と静かだと聞きましたがどんなもんでしょう。
絵は二次元芸術なんですね。あんなに広く大きく感じさせてくれた水彩画たちは、絵画展を閉じると大変コンパクトに収納されます。(ブーフーウーの人形が部屋に帰る感じ、わかるかなあ)。
ご自宅では掘田さんが絵画旅行をされていたときの、日記を見せていただきました。困難なときは「つらい」と弱音が書いてあるんだそうです。吐き出すことは良いことだと、奥様が話されました。「私もそうだからストレスが溜まらないんですよ」と、おっしゃいました。
堀田さん宅は、星仲間でもあった大瀧さんの設計でリフォームし、画廊のように絵が飾れる工夫がされています。ヨーロッパの水彩画、とても素敵です!
初期に、映画の看板など描かれていた堀田さんなので、上皇后陛下もごらんの通りです。
嵐山や川越、狭山、入間の絵を見せて頂きました。
入間市黒須の武蔵豊岡協会。
国道16号の拡張工事で付近の区画整理が行われ、協会の建物は向きも変え、場所も変えました。 この絵は移築まえの場所に立つ協会です。
堀田さんの絵に、ご自身のバイクの絵がありました。
ホンダのCD90だと思います。所沢の絵を描くときは自転車、狭山や入間、川越や嵐山はバイクだったのかな。
多摩湖も描かれていました。
堂平の天文台。私たちに星や宇宙や写真や工作の趣味があったので、こんなに長い付き合いになりました。堀田さんの絵をお返しして、堀田さんにお線香をあげたのに、この絵の向こうには堀田さんが立っている気がしました。わいわいガヤガヤ、一緒に天文台に続く坂道を登っている気がしました。
武蔵豊岡協会の移築コラム参考:X'mas の星
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