ヤツデの想い
〈2190〉
https://sayamahills.com/2190/
ヤツデの花言葉には、「健康」「親しみ」「分別(ふんべつ)」などあるのですが、天狗のうちわのような葉を大きな手招きに見立てて、「おもてなし」の植物とも言われます。古い家などでは、玄関近くに植えてあることが多いです。
2020.11.30 wagaya no iriguchi (Pentax KP + SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited)
yoshiaki.toma
家に来た人が、不思議そうに花を見ていました。
確かに個性的なデザインです。ムーミンのニョロニョロみたいなのは雄しべで、その下が雌しべです。
雄しべには、やくが付いています。花粉もその中です。このとき、雌しべは受粉の能力がなく、未成熟です。
花粉は自家受粉出来ず、別の成熟した花の雌しべに付きます。 自分の花の花粉が無くなった頃、雌しべの胚珠も熟します。自家受粉を避けた生き方です。
薄い緑色のボールはつぼみです。
この花の雄しべには、もうやくはありません。集まる虫はハナアブやヒラタアブ、ハナバエやイエバエみたいです。
この時期の虫には、貴重な甘味ですね!
秩父の夜祭は、冬の花火が有名です。ヤツデの花も冬の花火のようです。たくさん咲くので玄関のスターマインですね!
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