てっぽう虫の成虫固体
〈2257〉
https://sayamahills.com/2257/
力任せで手斧で振り下ろしていたときは、飛び出してしまった幼虫が、薪割り器の静かな薪割りで観察チャンスが増えました。木部で暮らしている「てっぽう虫」は多種居るのですが、同じ原木の、木部の穴で幼虫と成虫を見つけました。
2021.2.27 konnichiwa! (Ricoh GR & GRD Ⅳ)
yoshiaki.toma
頭部や腹部の様子。大きさが同じくらいの「ホタルイカ」は好きで食べます。てっぽう虫はシンプルなデザインで、むしろ清楚です。
ホタルイカです。
さて、この角度から観察すると、
合計6脚見つかりました。ただ木部の穴で移動するのには、体全体の伸縮の方が効果的です。 役立っているのか分かりません。
幼虫が生活していた巣穴食痕の穴らしき場所に、薄茶色の成虫がいました。 お尻のあたりには、蛹(さなぎ)の殻みたいなのも残っていました。
数個の去年の原木から、三頭の成虫が見つかりました。よく見かけた幼虫の成虫だと思います。 見付けた個体は羽化直後のまま越冬していたようです。
ゆっくりゆっくり動いて穴から出てきたり、
原木の上で徘徊しそうな元気なのも居ましたので、小さな御菓子の箱に入ってもらいました。 (以上、成虫の画像のWBは、顕微鏡照明で使用のときの設定に合わせたままで崩れています。残念!)
再度撮影。我が家の薪の中で暮らしていたのは、キマダラミヤマカミキリでした。
一般にカミキリは、林業の害虫とされます。見つけてしまった三頭の処遇には悩みます。 調べると春から夏、林のクヌギ酒場などを徘徊しているカミキリで、朽木などに産卵するらしいです。
薄茶色のカミキリというより、黄金色のカミキリと表現した方が、キマダラミヤマカミキリは喜ぶでしょう。 朽木産卵なら生木に影響は少ないようです。迷いなし!お彼岸を過ぎたら放虫(ほうちゅう?)しましょう。
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