4月のフルムーン（ピンクムーン）

ネイティブアメリカンの人たちは、4月の「満月」をピンクムーンと呼びました。この時期、草原一面にピンク色の芝桜に似た花が咲くのだそうです。かつての日本の気候なら、桜の花の上や、花筏（はないかだ）や、花びらに敷き詰められたピンク色の大地の上で輝く満月で、同じ印象でしたね。

2021.4.26 ashita mangetu (Pentax K1 + Vixen R200SS)

yoshiaki.toma

4月26日、正午月齢14.0。満月前日の月ですが、夜間の観察時にはほぼ満月並みの月齢でした。

27日、正午月齢15.0です。

昇り始め筋状の雲を抜けた、赤色に偏った色合いの満月です。月は青色が散乱されて引き算され、直進性の高い赤い色合いになっています。

なんか「ピンクムーン」にふさわしいですが、高く昇った満月は白々と輝いていました。

同じ日の19時と21時の月面です。2時間経って、ほろ酔い気分が過ぎたようです。 ドラマ「大草原の小さな家」の舞台では、この時期に草原はピンク色の芝桜のような花で埋め尽くされていたんでしょうね。「ピンクムーン」はそんな自然がつくった月の愛称です。

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