皆既月食（2021年）観察記

朝の情報番組で皆既月食の報告が流れました。私は5月26日の前日あたりから、空から情報を得ようと観察していました。ピンポイントでその瞬間（20時09分）だけでなく、その前後で空はいろんなサインを出していました。

2021.5.27 zannen natumesan namida (Pentax KP )

yoshiaki.toma

25日朝、荒幡富士から見た富士山、菊水亭、夕陽館。 夕陽館は新らしい西武園の施設で、内部でゴジラ・ザ・ライドと言うアトラクションが楽しめます。

この日の朝の空は、新鮮な雲が浮かんでいました。生まれて変化し、消えて、また生まれていました。空気は乾燥気味で熱い味噌汁の対流のように見えました。

荒幡富士、まもなくヤマユリの白に飾られます。

25日の月、肉眼で月の模様は見えましたが、月は月光冠に包まれていました。 比較的多い大気光学現象です。

皆既月食前日の月、月光冠。

露出をかけると、月の周辺が青から赤に滲んで見えます。

月に露出を合わせました。月の南東（左下）が僅かに欠けています。

月食当日（26日）、太陽に暈が架かっていました。天気予報では「関東で月食は見られるだろう」と、伝えていました。観天望気では「暈」の出現は要注意です。

太陽は自衛隊機C-130によって食を起こされました。私を翼の実物大の食が横切り、一瞬さっと影が走りました。

当地で月食の進行は、厚い雲の向こうで起こりイベントは無観客かに思えました。 私の観察では20時40分ごろ、ほんの僅か皆既から回復中の月を観察出来ました。

二十七日月のような、逆三日月型です。この一瞬だけ観察出来ました。

翌日朝の情報番組でバーチャル観察。月はさそり座にあり、いくつか恒星が見えます。

朝の小学校の登校見守りで、近所の子に自慢げに「昨日、月食が見えた時間があるよ」と話したら、「僕も見たよ！」と言われました。二階で見てたら、近所のMさんとこでも見ていて、なんか声がしたので見たら、そのときだけ半月のような月が見えたというのです。コロナ禍、皆既月食が各家庭をつないでくれたんですね！

次回の月食は本年11月19日、夕方です。次回の皆既月食は2022年11月8日です。

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