公園花だんの珍客「ツチグリ」
〈2396〉
https://sayamahills.com/2396/
花だんのミニバラの根元に珍客発見!珍しい菌類の「ツチグリ」の仲間です。50年以上も前、まだここが畑や雑木林だったころ、遊んでいた私の記憶にも残っているキノコです。この土地が変化しても、ずっとあのとき私をビックリさせたツチグリが生き続けていたのかも知れないことに、再びビックリです。
2021.10.2 rekishi no rekishi (Ricoh GR)
yoshiaki.toma
10月2日、ここに沢山ツチグリ。台風16号のあとで、水分を含み殻が開いています。
ツチグリを意識したのは、9月28日でした。ミニバラの地面。これはドングリの残骸ではありません。ツチグリの仲間のキノコです。雨が降るとエリマキトカゲのような殻が開いて、胞子を飛ばします。この日は、幼菌が乾いた土から出て来たところもありました。剥(む)かれる前の栗の姿です。
開いた栗みたいな姿。この公園は、もともと畑や雑木林のあった所です。昔からずっと命をつないでいた菌類です。
(台風16号の雨の後、観察に行ったらツチグリらしい姿を発見!)
乾いて閉じ、湿って開きを繰り返して胞子のうの穴から、煙突の煙みたいに胞子を飛ばします。 やがて消耗した胞子のうは裂けて、胞子を露出します。
小さな機関車のホームには、時間を越えて生き続けた胞子が風が来るのを待っていたのです。
大きな機関車や額プランターに目がとまりますが、花の終ったミニバラの根元にも「ミクロの花だん」がありました。
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