新月に向かう月
〈2401〉
https://sayamahills.com/2401/
10月3日の夜明け前です。台風一過とコロナ禍の社会活動の停滞で、空はいつもよりずっと暗かった日々が続きました。この時期、深夜過ぎには冬の星ぼしが勢ぞろいしています。
2021.10.3 4:00 fuyu no seiza (Pentax K1 & KP)
yoshiaki.toma
暗い衛星がふたつ飛行していました。
ピントをずらして、冬のシンボルを際立てました。
オリオン大星雲と、星間物質の中心部にあって、この星雲を輝かせているトラぺジウム。
周辺1.5光年の範囲に、300近い恒星があるそうです。トラペジウムはラテン語で台形を意味します。
望遠鏡で観察したそのままの形が「台形」です。オリオンの星雲は、星が誕生する「ゆりかご」です。トラペジウムも生まれて30万年と若い恒星です。
10月3日、月齢26.5。
その日の食後に食べた和菓子の「栗餡」みたいな形です。
4日、4時30分ごろの月、月の左下に獅子座の52番星が見えます。5.5等星です。
4日、月齢27.5。5日、月齢28.5。
翌日の新月を控え、我が家からは撮影限界に近い月です。
月の明るい部分に露出を合わせました。
鎌の月から、針の月です！
トワイライトゾーン、真黒、コスミックブルー、紅の三色の夜明け。
早朝の観察はしばらくお休みです。月の居ない夜明けは寂しいです。
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