小惑星（準惑星）ケレスと牡牛座

11月3日頃、小惑星（準惑星）ケレスが牡牛座のアルデバランに超接近するので観察しました。天体のホームページや天文雑誌、天体再現ソフトを駆使して同定を試みましたが、トランプの神経衰弱のように、決め手がなかなかありません。5-6個のどれかだろうくらいまで追い詰めたのですが、、、

2021.11.5 1h59m hareta yozora (Pentax K1 + SMC PENTAX-A ZOOM 1:4 70-210mm)

yoshiaki.toma

実際の撮影画像と、ステラナビゲーターでの再現画像。

アストロアーツのホームページよりアルデバランとケレスの接近を知らせるチャート。

5日2時23分、アルデバランを中心に210mmで撮影。

多分、指示した天体がケレス（Ceres）だと思われます。小惑星最大のケレスなので、画像拡大の表情から同定できると思ったのですが、アルデバラン周辺の星々はどれも同じ顔つきでした。同定の決め手は、困難でしたが「これ」と決めました。

日にちを空けて撮像し移動した姿を記録してみることにします。

NASA提供のケレス画像。2015年3月、小惑星探査機「ドーン」が写したものです。 クレーターの白点の正体はまだ不明です。地球を周回しているハッブル望遠鏡でも見つかっていました。 ケレスは小惑星のようでもあり彗星のようでもある天体だといいます。氷、金属、、、地下からの何かの噴出、、、 NASAは、ケレスからのサンプルリターンも考えているそうです。

アルデバランは牡牛座の一等星で、ヒヤデス星団の一部でもあります。 自宅（所沢）でも、この辺り無数の星を確認できます。

この二枚、ステラナビゲーターの再現図です。

実際の星空も賑やかですが、再現した星座図を見ても賑やかですね。 この中から、もう一度ケレスを見つけてみたいと思います。 「ここにあった星が無い！」を見つける観察です。

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