レースの雲越しの部分月食 1/2

11月19日のビーバームーンは、とても皆既に近い月食になりました。地球の影を連続的に捉える撮影を計画しましたが、悩ましい雲に計画は阻まれました。しかし、レースの雲と進行する食の景観は絶妙の美しさを感じました。

2021.11.19 watashi no kizai (Pentax K1 + TAKAHASHI Fc76)

yoshiaki.toma

当日の夕景も見事でした。

5時17分、34分、月の出から始まっている食を観察しました。 雲の中です。

食最大に近づくころ、月は層状の雲に入っていきました。あるいは、雲が月に向かって降りてきました。 最後のコマは5時42分です。

ステラナビゲーターで再現した月周辺図。 月はプレアデス星団（すばる）の近くで食最大を迎えました。

5時51分、露出をオーバーさせた画像に、月とプレアデス星団の間に、6等星の牡牛座の恒星が確認出来ました。

5時53分の月。今回の月食の食最大は、東京で6時３分でしたが、この時間に捕らえたこの画像が月食らしい色調に撮影出来ました。 月を照らした白色光。 地球の大気で屈折した赤が、地球の影のところで照らした赤銅色。 そして間の僅かに青みがかった屈折光です。

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