レースの雲越しの部分月食 2/2
〈2433〉
https://sayamahills.com/2433/
月食の後半部分です。月の輪郭の4倍くらい大きな地球の影が、月面にゆっくり走りました。 雲は波状雲みたいだったので、月は輝いたり隠れたりを何度も繰り返していきました。
2021.11.19 usui kumo (Pentax K1 + TAKAHASHI FC76)
yoshiaki.toma
拡大撮影には、TAKAHASHI FC76 を直焦点で使いました。
5時53分、月はほとんど赤銅色に照らされました。ネイティブアメリカンは、11月の満月を「ビーバームーン」と呼びました。
「寒くなる前に、ビーバーの毛皮の手袋を作るために、罠を仕掛ける頃の満月」
きれいな言葉のネームの陰で、ビーバーは泣かされていたんですね。
5時52分、55分、月が雲に入ります。
6時5分、16分。上の画像の頃が、食最大です。下の画像では復元の兆しがわかります。
6時37分、39分、42分、49分の月。
月の輝きが戻ってきました。
7時48分、50分、8時30分。復元したビーバームーン。 その後も深夜まで、今度は雲に隠されない煌々とした満月が頭上に輝きました。
20日、早朝5時30分。冬の星座も沈みます。シリウスと共に、月は雑木林の中で見え隠れしていました。
参考:ブルームーンの皆既月食
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