星出飛行士出発! ISSの観察限界
〈2287〉
https://sayamahills.com/2287/
4月24日、未明3時26分より国際宇宙ステーション(ISS)の観察が可能でした。条件はたいへん厳しく、高度は13度以下で太陽光に照らされている時間も短時間です。星出彰彦宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船は、この14時間後に野口聡一宇宙飛行士の待つISSにドッキング予定です。困難な観察限界に挑戦しました。
2021.4.24 3h25m madakana (Pentax K1 + SMC PENTAX-DA 1:3.2 21mm AL Li)
yoshiaki.toma
Heavens Above の観測チャート
ステラナビゲーターで作図した観測時の星図。中央下の木星の更に低い高度を飛行します。13度くらいのところでしょうか。
観測時、肉眼で見ることは出来ませんでした。 しかし、撮影画像を精査すると光跡が写っていました。
光跡が目立つように強い処理を加えました。
予報経路通り、記録が残っていました。
木星、土星のさらに下のISSに太陽光が射しています。野口宇宙飛行士が船内から地球を見ていたら、ちょうど太陽が日の出を迎えたところです。
クルードラゴンは何処にいるのでしょう。14時間後、ほぼ自動操縦でISSに到着ドッキングされます。
今日の夜明け。私は薄い朝焼けを見ました。宇宙ステーションから見る夜明けは青いベールの中に太陽が見え出し、黒い空に昇っていきます。
私の困難なISS観望ミッションは、大成功したといえますね!!
https://sayamahills.com/2287/