木星と土星の大接近
〈2197〉
https://sayamahills.com/2197/
12月21日、木星と土星の離隔が0.11度に達しました。翌22日3時に、まだ両者が沈まない地域では0.1度にまで接近し、このような視角上のニアミスは、397年前までさかのぼることになります。このコラム、最初の画像は前日未明のISSの飛行からスタートです。
2020.12.20 05h05m minami wo tuuka (Pentax K1)
yoshiaki.toma
条件がよく、離距離が500Kmを切っていたので拡大して撮影もしました。
SMC PENTAX-F☆ 300mm F4.5 IF ED + F AFadapter1.7X
510mmの望遠で中央トリミングです。
木星と土星の接近も、拡大に挑戦しましょう!
21日、火星、月、木星土星の上空を航空機が横切りました。ISSの光跡とは一目で区別出来ますね。
拡大にはカメラレンズではなく、TAKAHASHI FC76 600mmの望遠鏡を使用しました。
木星が明るく-2.0等、土星が0.7等なので、0.11度まで接近したとき肉眼では一個の星のように見えるかもしれないとも言われました。なんと老眼の私の肉眼で、しっかり分離して見えました!
望遠鏡撮影の画像のトリミング。
輝度差があるので、木星の表面、衛星、土星の輪を適正露出で一枚にすることは困難です。合成なら可能ですが、ここはやはり土星がスターで決まりですね!
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