2月15日の午後16時頃、相方から虹が出ていると知らせがありました。屋上に上がると、しっかりした硬いアクリルの板のような鮮明な虹が出ていました。私が見ていた20分の間に、さらに鮮明に明るくなり、静かに消えていきました。
2021.2.15 niji no ue wo suberitai! (iPhone8 & Ricoh GR)
yoshiaki.toma
くっきりうっとり何処までも鮮明。なにか巨大構造物みたいな虹でした。
4歳の男の子が「虹の上を滑りたい！」と表現したそうです。
雨上がりだったので、まだ大気中には大きさの違う水滴が、たくさん浮かんでいたと想像できます。
水滴内で一回反射し屈折して出て来た太陽光は、主虹と言う内側が紫の虹をつくります。
二回反射し出て来た光は二次虹（二重、副虹）という内側が赤い虹をつくります。
雲が動き、だんだん複雑な空模様になってきました。
空の水滴の量が減ってきたのでしょう。虹は薄くなりました。近所の子が二人、そして近所のご家族も私の観察場所まで上がってきました。この屋上は50年位前、家を増築するとき、私の希望で父が作ってくれました。重量ブロックを積んで、外階段も塑性加工の一級技能士だった父が作ってくれました。
この屋上は、以後私にたくさん空の美しい天象を見せてきてくれました。
濃かった虹も、20分もすると東側のひと欠片（かけら）を残すだけになりました。
4歳の男の子が「虹の上を滑りたい！」と表現した虹は、4時40分ごろ、とうとう少し高い踏み台くらいになって、やがて消えていきました。
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