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夜桜あかり

〈2276〉

3月31日から4月2日までの三日間、北野天神の「夜桜あかり」に行って来ました。ここは地元の天神様で、父の奉納した灯篭が残るので、私の家族の聖地のように思う場所です。私はここでライトアップのイメージを一新しました。

夜桜あかり

2021.3.31 sandou izanai (Pentax K1 & iPone8)

yoshiaki.toma

Image 派手な入り口ではありませんが、照射光と透過光を使ったセンスの良いエントランスです。

Image Image ここからが「夜桜あかり」のステージです。三年目の取り組みですが、コロナ禍の最近二回は人を呼ぶ宣伝は少なく、静かなライトアップです。しばらくして、この印象は人出ではないことに気がつきました。

Image Image Image 日没しばらく、太陽の残照でライトアップされていたサクラは、徐々に電照に切り替わります。

Image Image Image これら電照の電力は、200Wなんだそうです。多くのライトアップが、私は派手に明る過ぎると感じていました。 なのでここでは妙に「穏やか」に感じ、やさしい気持ちになれました。

Image Image 写真に記録を残しても、苦労なく淡い色合いが撮せました。 不思議なことに、照明の電気コードなど目に入りません。

Image Image Image ここは神社なので、ライトアップに控えめな演出が必要なのかも知れませんが、

Image もともとの演出にも、「写真に色が残せる照明」というコンセプトがあったそうです。 LEDの光さえ、竹やすだれで光量を抑えて、光と影の演出がされています。 私のこれまでの説明は、実はここでお会いした「夜桜あかり」の演出をされた方から、直接お聞きしました。 絵画の個展のように製作者がそこにいらっしゃったのです。

Image Image 改めて夜桜あかりの下を歩いたら、人が自然と向き合う姿勢は、基本「控えめ」「謙虚な心」が必要だと感じました。 そんな気持ちにさせるライトアップでした。

Image Image 本堂の外のたたきに、お正月にも花壇のプラントの買出しのときにも会った、ススキのトトロがいました。 ときどき境内で、場所を変えたり隠れたりする、控えめなトトロのようです。

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