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ピアノのバリアフリーペダル装置

〈2309〉

足が不自由のときでも、ピアノ演奏でペダルが操作出来たら、あらゆる演奏曲に挑戦できます。ピアノを趣味や仕事にされている方が、あるとき足の自由がきかなくなってもぺダル操作が出来るような仕組みを、私の友人が考えています。

ピアノのバリアフリーペダル装置

2021.5.13 yume no genba (Pentax K1)

yoshiaki.toma

Image 5月13日、バリアフリーペダル装置製作の、現場打ち合わせや計測の作業に立ち合わせていただきました。

Image Image 私はレコード店やCDショップにはよく出かけましたが、楽器店は踏み込んだことの無い世界でした。広い広い楽譜売り場にカルチャーショック!

Image 音楽を扱った書籍のコーナーもありました。

Image 楽器売り場の一角に、ガリンバがありました。伝統楽器ですね。現役のころ、この単純な楽器を手作りし、「音」の授業に活用したことがありました。 楽器店に無縁の私でしたが、「音」の単元のとき、フェルナンデスの愛称「象さん」というアンプ付きギターで一曲覚えたり、今も家には手作り尺八と手回しオルゴール、オカリナ、キーボードが「あるには」あります!

Image Image バリアフリーペダルの、実験みたいな作業が始まりました。

Image Image Image この装置の開発には、ペダルを使って演奏したい熱心な「夢」を持つ人、足に換わってペダルを動かす機械を開発する人や、両者をつないで形にする人、特許などのバックアップをする方たちがそろって実現出来るものです。

Image Image 電子ピアノなら、もともと背面の「DAMPER PEDAL」端子と開発中の「bfaaaP」を繋ぎ、足の動きを「頭の動き」で置き換えることが出来ています。

Image Image Image 頭の動きを角度センサーで捉えたり、カメラの顔認識を応用したり、各楽器メーカーの端子出力を確認したり、測定や打ち合わせが続きます。

Image Image Image ピアノペダルは電子式だけでなく、コンサート会場に置いてあるグランドピアノのペダルは機械式です。ハーフペダルの様な使い方もします。これらを操作する完全機械式の装置は既に完成させています。 頭の上下でペダル操作、左右で楽譜めくりも完成しています。

バリアフリーペダル装置の応用で、足に不自由のない方も、頭の動きで「第三の手」を得ることが出来るそうです。たとえばシンセサイザーのような楽器で、手を頻繁に設定代えで動かすとき、私たちに手が三本か四本あったら「何が出来るだろう?」といった発想です。バリアフリーペダル装置は車椅子の演奏家だけでなく、誰をも助けてくれるグローバルデザインの装置に発展します。

私は、「千と千尋の神隠し」に出て来た「釜爺」の動きなんだなと思いました。釜爺がミュージシャンになったら、どんな演奏が出来るのだろう、、、

Image 素敵なペーパークラフトのグランドピアノ。これも心に残りました。 初めての楽器店の探検と開発作業の見学、新しい世界を知りました。

https://sayamahills.com/2309/